TYPE COMPARISON
迷ったら、「直線を美しく長く通す」ならテンション、「形に合わせる」ならパネルが基本です。
テンションタイプはシートに張力を与えて保持し、直線・長尺・高い透明感を活かしやすい方式。パネルタイプはフレーム内にシートを張り、段差・クランク・円形など複雑形状へ柔軟に対応します。
01 / OVERVIEW
「材料」は同じでも、シートの支え方が違う
両タイプとも不燃シートを使った固定式防煙垂れ壁ですが、構造が異なります。テンションタイプはシート全体に張力を与え、上下のフレームと端部で保持します。パネルタイプはフレームで構成したパネル内にシートを張るため、形状を細かく変えやすい方式です。
どちらもガラス製より軽量ですが、テンションタイプは特に軽く、パラスモークではガラス製と比較して約1/30、パネルタイプは約1/10を目安としています。
02 / TENSION TYPE
テンションタイプは、長い直線を「すっきり・軽く・透明」に見せる
テンションタイプの最大の特長は、シートに均一な張力を与えることで、横枠をスリムにしやすい点です。高透明シートの全光線透過率は92%で、売り場やロビーの視界を遮りにくい構成です。
長尺の直線、L字、端部連結、端部スリットなどに対応し、商業施設のメイン通路、ホテルロビー、オフィスなど、開放感を重視する空間に向いています。また、端部には建物の歪みに追従する特許構造を採用しています。
03 / PANEL TYPE
パネルタイプは、天井の形を追いかける自由度が強み
パネルタイプは、段差・クランク・変形・円形ラインなどに対応しやすい方式です。天井高さが途中で変わる、柱を避けて折れ曲がる、曲線ロビーに沿わせたい、といった条件で力を発揮します。
現場で寸法調整やシートの張り具合を微調整できるため、既存建物の改修にも適しています。高透明タイプの全光線透過率は90%、重量はガラス製と比較して約1/10が目安です。
04 / COMPARISON
2タイプを6項目で比較
| 比較項目 | テンションタイプ | パネルタイプ |
|---|---|---|
| 得意な形状 | 直線・長尺・L字 | 段差・クランク・円形・変形 |
| 重量目安 | ガラス製の約1/30 | ガラス製の約1/10 |
| 高透明タイプ | 全光線透過率92% | 全光線透過率90% |
| 見え方 | 横枠をすっきり見せやすい | 形状追従性を優先しやすい |
| 現場調整 | 端部・長さの納まりを事前設計 | カット・微調整に対応しやすい |
| 主な用途 | 売り場・ロビー・長い通路 | 特殊天井・改修・複雑区画 |
数値・特長はパラスモークの製品仕様に基づく比較です。実際の設計条件により納まりは異なります。
05 / SCENE
採用シーンから考えると選びやすい
大型物販店
長い直線区画ならテンションが有力。
ホテルロビー
開放感重視ならテンション、折上げ天井ならパネル。
オフィス
直線的な共用部はテンションがなじみやすい。
円形吹き抜け
曲線を追うならパネルが適する。
既存改修
寸法差・段差が多ければパネルを検討。
長尺+特殊部
両タイプの組み合わせも検討。
06 / RENOVATION
改修では「既存条件に合わせる力」を優先すると選びやすい
既存建物は図面どおりに納まっていないことがあり、壁や天井の歪み、設備追加、寸法差などを考慮する必要があります。直線が明確で端部条件を整理できる場合はテンションタイプ、形状が複雑で現場微調整が必要な場合はパネルタイプが選びやすい傾向です。
ガラスからの交換では、撤去後の支持下地を確認し、既存枠の再利用可否ではなく、新しい製品に必要な支持条件から納まりを再設計します。
07 / SELECTION FLOW
図面を見ながら4問で絞り込む
ほぼ直線か?
YESならテンションを第一候補に。
段差・円形があるか?
YESならパネルを第一候補に。
見付けを最小化したいか?
直線部ではテンションのメリットが出やすい。
現場微調整が多いか?
既存改修ではパネルが有利なケースがある。
平面図・天井伏図・断面図があれば、形状と支持条件から適したタイプを提案できます。
08 / FAQ
テンションタイプとパネルタイプでよくある質問
Q. どちらの方が透明ですか?
高透明仕様ではテンションタイプ92%、パネルタイプ90%の全光線透過率を公表しています。見え方はフレームや照明条件にも左右されます。
Q. パネルタイプは直線でも使えますか?
使用できます。形状や施工条件によっては直線でもパネルタイプが適することがあります。
Q. 1つの防煙区画で2タイプを組み合わせられますか?
納まり・連続性を確保できるかを確認して検討します。設計段階でご相談ください。
REFERENCE